コラム COLUMN
矯正治療の後戻りの原因って?
こんにちは。アールエス矯正歯科(郡山市並木)です。
せっかく高い金額を出して長い時間をかけて、何よりも痛い思いをして歯列矯正をしたのに歯並びが再びデコボコになってしまったら(=後戻り)とっても残念ですよね・・・。
そこで、なぜ歯列矯正後の後戻りが起きてしまうのかをご説明いたします。
1、保定装置を使ってない
矯正直後は、矯正によって不安定になった歯を支える骨(歯槽骨)が完全に固まっていない状態です。
その骨がしっかり安定するまでに必要となるのが保定装置です。
矯正後に歯科医院からもらう保定装置を指示通りに使用しない事が後戻りの最大の原因となります!
アールエス矯正歯科での基本的なリテーナーの使用方法🦷
矯正後3~4ヶ月 は一日中装着をして貰います。(お食事と歯磨き以外は装着)
矯正後4~6ヶ月以降 ⇒ 夜間の就寝時
このように少なくとも4ヶ月程度は保定装置を装着する事が必須となります。
また歯周病の方や歯ぎしりやくいしばりの癖がある方は、後戻りのリスクが高いので4ヶ月目以降も夜間のみ使用することをおすすめします。
2、親知らずがある
親知らずとは、だいたい10代後半から生え始める一番うしろの歯です。
基本的に矯正治療前に抜歯する事が理想ですが、子供の頃に矯正をした方や前歯だけの部分矯正をした方などは親知らずが残っているままで矯正を終了しています。
ですが、その親知らずが他の歯を圧迫する事で後戻りしてしまう場合も多いのです。
親知らずの抜歯は基本的に保険適応です。
矯正後のきれいな歯並びをキープするためにも親知らずの抜歯をする歯科医院が多いです。
抜歯のタイミングについては、すぐに抜いた方がいいのか歯科医の判断が必要なので、詳しくは当院にご相談下さい。
3、歯周病
歯を支える骨(歯槽骨)が健康な方は、矯正治療で一時的に歯槽骨が不安定になったとしても時間が経過するごとに徐々に歯槽骨が安定するのですが、歯周病にかかっていて歯槽骨が減っている場合は、矯正治療が終ってもなかなか安定せず、結果的に後戻りしやすくなってしまうのです。
歯列矯正は、よく「家を建てる」ことに例えられますが、うわものだけを綺麗に仕上げても土台がしっかりしていないと長持ちしませんよね?
矯正治療中もその後も、歯周病のケアを徹底することがきれいな歯並びをキープするコツですね🦷✨
4、歯ぎしり・くいしばり・舌癖・開口等の習癖
- 歯ぎしりやくいしばり⇒歯が揺さぶられることによる後戻り
- 唇癖⇒唇を吸い込んだり噛む癖は前歯を押してしまうことによる後戻り
- 舌癖⇒舌で前歯を押す癖により前歯が押し出される
- 口呼吸や開口(お口がポカーンとしている状態)⇒前歯を押さえる力が弱く出っ歯になりやすい
このように口腔習癖があると、矯正治療後に歯が動くリスクが高くなります。
ですので、矯正治療中に意識して食いしばりや口呼吸、唇を噛む、舌を歯と歯の間から出すなどの口腔習癖をやめる習慣をつけていると良いでしょう。
歯列矯正の相談なら郡山市の矯正歯科専門クリニック『アールエス矯正歯科』へ
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