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矯正治療におけるCT撮影の必要性

 

 

アールエス矯正歯科では、より診断を詳しく行うために矯正治療を行う患者さまに3DでのCT撮影のご協力をお願いしております。

「なぜ、CT撮影が必要か?」

このご質問をいただきます。

 

10年前と今は、歯並びの様子が明らかに異なってきているという事実が、矯正専門医の中でも話題になっています。

 

最近の心配される歯の様子とは、

歯が異常に大きくなりきれいに並ばない不正咬合・過剰歯(余分な歯)による障害・先天欠如歯(生まれつき大人の歯が足りないために乳歯のままの状態)

 

・埋伏歯(骨の中に埋まった出てこれない位置異常歯、逆性埋伏歯や水平埋伏歯など)を骨の中から引っ張り出さなければならない萌出異常があります。

 

そこで、矯正治療を始める前の検査時に、2D平面上の従来型のレントゲン写真では1方向でしかみることができませんでした。

 

しかし、3DCT診断を行うことで、前後に重なり生えている歯の根の方向を把握して治療方針を立てることができるのです。

 

矯正歯科専門医院には、まだまだ設備投資が厳しく3DCTを導入しているところは多くありません。

 

アールエス矯正歯科では、このような点から、最新設備で正確でかつ歯をなるべく抜かない予防矯正治療、なるべくストレスフリーな矯正治療をご提供すべく日々、進化しております。

 

よって、より精密な診断・診査項目も増やす必要が出てきました。

6才臼歯が、生えてこないお子さまや八重歯の萌出位置異常のお子さま、また大人の歯が足りないお子様が、増加しています。そのため診査に3DCTが必要とされています。

 

①6才臼歯が、あっても8才以降になっても生えてこない子供たち

 

②噛む事が足りないために、顎の成長が足りず八重歯が生える場所がなく、位置異常になってしまう。

 

③大人の歯が、何本か足りない状態

 

全ては、早期発見、早期治療をするための問題特に②に早くできれば8歳がターニングポイントですが、気づくことで、抜歯矯正にならずに短期間でお金もできる限りかけずに済むのです。

 

3DCTは従来のレントゲンに比べ、多くの情報が得られるのと同時に、被爆量が増えるという弊害もあり、患者さんには適切な適用が非常に大切だと思っています。

 

来院した全ての患者さんにCTを撮影する、そういう歯科医院もあるようです。これが必要なプロセスなのかどうかは、そういう医院の院長先生の考え方や、そこで治療を受ける患者さんの考え方によると思います。

 

しかし、当院では無料相談の患者さん全員にCTを撮影するというやり方はおこなっておりません。

 

混合歯列で7歳以上のお子さんや、成人の方でも埋伏歯や過剰歯、先天欠如、歯根吸収などの可能性がある方のみCT撮影を行ってます。

 

無料の初回相談の段階では全員撮影する必要はないと思っております。悪いところを探すという意味でのスクリーニングのため、CTで初めてわかるということもあるかもしれませんが、そういうことは当然全ての患者さんで起きる話ではないと思います。

 

矯正治療を希望された方は、精密検査するためCT撮影を行って頂くようになります。

🌳埋伏歯と歯科矯正用アンカースクリューにCTは有用

歯列矯正では、歯の移動を速めたり、効率よく移動させたりするために特別なネジを使うことがあります。

これを「矯正用アンカースクリュー」といいます。

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▼矯正用アンカースクリューとは?

矯正用アンカースクリューとは、直径1~2mm、長さ6~10mm程度の金属製の小さなネジです。

 

人体との親和性が高い「チタン」を使用しているので、身体に埋め込んでもアレルギー等を発症するリスクが極めて低くなっています。

 

いわゆる「デンタルインプラント」と同じほぼ材質および施術法となっており、安全性も保障されています。

 

埋伏歯のという埋まったままで出てこない歯の診断は実は意外に多く、リスクを感じた患者さんに、CTによる診断を勧めるケースが多いです。

 

比較的よく見られる上顎犬歯の埋伏はCTを撮影することになり、そしてそのさらに半数が、埋まっている歯を引っ張り出す必要があるという印象です。

 

埋まっている歯を引き出す場合は、そのまま埋まっている状態だと周囲の永久歯に悪影響があるかどうかの診断が重要になりますので、CTは有用な方法となります。

 

大学病院で撮影してもらうこともありますが、歯科用のCTの方が撮影範囲を限定できるため被爆量が少なくすむというのはメリットです。

 

この方法は、矯正治療の期間の短縮化や、歯の動かし方の可能性を広げる有効な方法として、1990年代後半に登場した新しい治療法です。

 

この方法は、矯正治療の期間の短縮化や、歯の動かし方の可能性を広げる有効な方法として、1990年代後半に登場した新しい治療法です。

歯科矯正用アンカースクリューは、治療の過程においても結果においても大きなメリットのある装置ですが、その植立の成功率は70~80%と言われています。植立の成功を左右する要素に、皮質骨という骨表面の硬い骨の厚さとアンカースクリューの歯根との距離があげられています。

 

特に皮質骨の厚さについては、デンタルやパントモでは測定ができませんので、CTは非常に有用です。皮質骨の厚さ、歯根の間の距離、上顎洞の位置などを立体的に把握できるCTはアンカースクリューを植立する上では大変安心です。

 

そういう方法をとっても植立成功率は100%にはなりませんが、歯科用のCTは狭い範囲を高精細に低被ばくで撮影できるという点で非常に優れた装置であると思います。

 

以上、3DCT撮影の必要性の説明とさせて頂き、安心・安全な矯正治療を行っていきたいと思います。😌

 

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